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高齢者のみなさんが不安に感じていること

高齢になってくると何かよくわからない不安が襲ってくると言われています。

一人で抱え込んでしまうとストレスになり鬱になったり、引きこもってしまったりします。

今日は高齢者の皆さんが一体どんな不安を抱えているのかをいくつか上げながら説明していきます。

  1. 健康と病気:高齢者は免疫力や代謝の低下などにより、病気や健康問題に対してより脆弱です。重篤な疾患の発症や病状の進行、入院や手術の必要性などが不安の要素となります。また、痛みや不快感の増加、慢性疼痛の存在も心配材料となります。
  2. 認知機能の低下:高齢に伴い、一部の人は記憶力や認識能力の低下、認知機能の変化を経験することがあります。認知症のリスクや、日常生活における制約や困難さ、自立心の喪失などが不安を引き起こします。また、周囲の人々とのコミュニケーションや意思疎通の困難も認知的な不安の要素です。
  3. 身体的な能力の低下:高齢になると、筋力やバランス、柔軟性などの身体的な能力が低下することがあります。日常生活動作の制約や、自己介護の困難さ、外出の制限などが不安を引き起こします。転倒や骨折のリスクも増加するため、安全に配慮する必要があります。
  4. 社会的な孤立:高齢者は家族や友人との関係性が変化し、社会的な孤立感を抱くことがあります。家族や友人の死去、引っ越し、身体的な制約による外出の困難さなどが、孤独感やうつ状態を引き起こす可能性があります。また、高齢者の社会的な結びつきやサポート体制が不十分な場合も孤立感が増す要因となります。
  5. 経済的な不安:退職後の経済的な安定への不安は、高齢者にとって一般的な懸念です。年金や貯蓄、投資の問題や、医療費や介護費の負担が心配材料となります。特に、予期せぬ医療費や介護費の増加による経済的な負担や、収入が不十分である場合の生活費の心配があります。また、金銭管理や詐欺被害への懸念も高齢者の経済的な不安要素となります。
  6. 安全とセキュリティ:高齢者は犯罪や事故の被害に遭いやすく、安全とセキュリティに対する不安を抱くことがあります。異常な訪問者や詐欺、不審な電話やメールによる被害のリスクへの不安があります。また、転倒や怪我のリスク、自宅の安全性や災害への備えについても懸念が生じます。

これらは一般的な高齢者の不安要素ですが、個人の状況や経験によって異なる場合があります。

高齢者が不安を抱えている場合には、家族や医療専門家、ソーシャルワーカー、地域の支援機関などの協力を求め、適切な支援やケアプランの立案、情報提供、精神的なサポートなどが、高齢者の不安緩和や生活の質の向上に役立ちます。

投稿者

fumio_takaseki@j3d.jp

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高齢者の音楽療法

2023年6月1日