認知症予防とは
認知症と一言で言ってしまいがちですが、認知症にも様々な種類があります。認知症予防の前にまずは、認知症の症状など基礎知識についてお話させて頂きます。
認知症とは
認知症とは脳の細胞が死んでしまったり、働きが悪くなったりしたためにさまざまな障害が起こり、生活するうえで支障が出ている状態のことを言います。
認知症は脳が委縮する病気であり、決して恥ずかしいものではありません。
しかし、認知症では自分自身で自覚もありませんので、周りが気が付いてあげる必要があります。おかしいな?と思ったら病院で受診することをお勧めいたします。
認知症の種類
認知症にはいくつかの種類がありますが、よく聞くのはアルツハイマー型認知症ですよね?しかし、それ以外にも脳血管型認知症やレビー小体型認知症といものも存在します。
私も含めてですが、一般的にアルツハイマー型認知症が「認知症」と思われているようですが、それは認知症患者の60%がアルツハイマー型認知症になることと、テレビや雑誌などでも頻繁に取り上げられるのもアルツハイマー型認知症なのでそのような認識になってしまったのだと思われます。
認知症の種類と特徴
アルツハイマー型認知症では海馬という部分を中心に委縮が起き、それにより記憶障害や、言語障害、行動障害などが起きるとされています。
脳血管型認知症では、脳梗塞や脳出血が原因で脳の細胞が壊死してしまうので、突然やってくるような症状になります。
レビー小体型認知症は、レビー小体という特殊なものができることで、神経細胞が死滅してしまいますが、脳の萎縮が見られないことが特徴です。
様々な原因で起こる認知症ですから、一言で認知症予防といってもすべてを網羅することは困難です。
認知症予防
認知症予防には
- 運動をおこなうこと
- 食事に気をつけること
- 社会的な活動に参加すること
と言われています。
運動に関しては週に3回以上、30分以上運動をすることをお勧めします。主にウォーキングですが、無理をしなくても良いので、ゆっくり自分のペースを作りながら歩くのが良いとされています。
食事に関してはやはり高血圧、高脂血症、肥満、糖尿病などは認知症の危険因子となりますので食生活には十分注意していただき、腹八分目を目安に食べることを勧めています。
社会的活動においては、会話や楽器演奏などが認知症の発症率が低くなることが確認されています。趣味を持ったり、大勢の人達とコミュニケーションをとったりできるような社会的な活動をすると良いそうです。
とよたMケアの会の役割
「とよたMケアの会」の役割は食事以外の事です。
運動といっても中々一人では・・・
社会的活動って言われても・・・
そうですよね。。
運動も一人でするより大勢でした方が楽しいし、音楽を使いますので体も動かしやすいです。またたくさんの方と関わることにより社会的活動もできますし、一体感や満足感も得られます。
認知症予防は一人で抱え込むものではなく、認知症にならないようにみんなで(相互に)助け合う活動なので、ネガティブな発想ではなくポジティブに来ていただけるかと思います。
食事だけは皆様個々に管理してもらわなければなりませんが、運動、趣味、社会性の分野は私たちにお任せください!とよた市民活動センターで活動していますので是非お立ち寄りください!
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