音楽療法がテレビで取り上げられる理由
2015年あたりから音楽療法を題材にしたテレビ取材などが増えています。
2019年3月にも報道ステーションで取り上げられるなど、音楽療法に対しての認識が少しづつ高まってくるのを感じます。
しかし、なぜ急に脚光を浴びるようになったのでしょうか・・
超高齢化社会
みなさんもご存知なように今、日本では超高齢化社会と言われるような状態になっています。
超高齢化社会とは世界保健機構で定義されており、65歳以上の人口が総人口に対して21%以上になることを指しています。
日本では2007年から超高齢化社会に突入し、2025年には30%を超えるともいわれています。
そんな超高齢化社会では以前に考えられていた医療制度や老人保健制度が適用できないような状態になっています。
それは日本人の寿命が以前より長くなり、また少子化により想定以上のことが起きてしまっているからです。
考えてみれば昔は認知症なんて言葉もなかった・・介護施設なんてなかった・・
気が付いてみれば施設が増え、介護保険が運用されていました。
こんな社会現象の中で、音楽療法は注目され認知症への適応や「予防」の分野で取り上げられるようになりました。
認知症の増加
高齢化になればそれと比例するように認知症が増えます。
認知症は高齢化により脳に老廃物がたまり、委縮してしまうと言われています。
なんとか予防できないか??なんとか認知症への効果はないだろうか?そんな模索の中から音楽療法の可能性について取り上げられたのではないでしょうか?
まとめ
音楽療法がテレビに取り上げられたのは認知症だけではありません。発達障害のお子様にも可能性を言及しています。実際各地で発達障害の児童に対しての音楽療法も行われています。
音楽が太古の昔から受け継がれてきた理由・・・それは説明できない音楽の力が私たちに与える影響を知っていたからではないでしょうか?
音楽療法が取り上げられ、音楽療法士が社会的地位を確立できるような時代が近い将来くるものだと信じてやみません。
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