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運動療法のメリットとデメリット

運動療法は、健康維持や疾患予防・改善、リハビリテーションなどに役立つことがあります。具体的には、運動によって筋力や持久力が向上し、体脂肪率が減少することがあります。また、運動によって、血圧や血糖値、コレステロール値などの生理的な指標が改善することが知られています。

運動療法は、慢性疾患の予防・改善にも役立ちます。例えば、糖尿病や高血圧、動脈硬化などの生活習慣病の予防・改善に効果があります。また、脳卒中や心筋梗塞などの疾患のリスクを低下させることも期待できます。

また、運動療法は、リハビリテーションにも有効です。怪我や手術などによって、体力や筋力が低下した場合には、適切な運動療法を行うことで、回復を促すことができます。例えば、膝関節の手術後には、関節を柔らかくするストレッチ運動や、筋力を回復させるトレーニングを行うことがあります。

運動療法には、心理的な効果もあります。運動によって、ストレスを軽減し、うつ病や不安症状を緩和することができます。運動によって、血流が増加し、脳内の神経伝達物質が分泌されるため、気分が良くなる効果もあります。また、運動によって、自己肯定感や自尊心が向上することも期待できます。

しかし、運動療法にはいくつかのデメリットもあります。例えば、運動に必要な時間やエネルギーを確保することが必要です。忙しい生活を送っている人や、運動に興味を持たない人にとっては、運動療法が適していない場合があります。また、運動療法を行うためには、適切な知識や技術が必要であるため、門家の指導を受けることが重要です。

さらに、身体的な障りや疾患がある場合には、運動療法が適していない場合もあります。例えば、心臓病や肺疾患、関節炎などの場合は、運動によって症状が悪化する可能性があります。そのため、医師や専門家の指導を受けなければなりません。

また、過剰な運動は、逆に健康を損なうことがあります。過剰な運動は、怪我や疲労を引き起こすことがあります。また、筋肉の痛みや炎症を引き起こすことがあります。さらに、運動中に起こる水分や塩分の損失が、脱水症状や電解質異常を引き起こすことがあります。

運動療法は、一般的には健康に良い影響を与えることが多いですが、個人の状態によっては、適切な運動量や種類を選択する必要があります。運動療法を行う際には、医師や専門家の指導を受け、自分に合った運動プログラムを作成することが重要です。

 

投稿者

fumio_takaseki@j3d.jp

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