音楽療法は高齢者にどのような効果もたらすのか？

音楽療法は、機能障害のある高齢者に有効だと言われています。

機能障害とは身体的、心理的、認知的または社会的機能の事を指しています。

しかし、中々治療に応じない患者様もみえたりして、ご苦労も絶えないと思いますが、音楽療法だと他の治療アプローチに抵抗する人々でさえ、受け入れることが多いのです。

音楽は感覚刺激の一種であり、親しみやすさ、そしてそれに伴い心の鍵を外してくれる力も持っているのです。

音楽療法士は何をしますか？

しかし、音楽療法には音楽療法士が必要です。なぜ必要だと思いますか？？

音楽療法士は治療の目的や計画を作ることが可能です。それには対象者様の長所やニーズを聞く必要があり、それに基づき目的、目標を策定するのです。

インストゥルメンタルがいいのか、ボーカル音楽がいいのか・・音楽戦略を練り構造化し機能の改善や促進に寄与するのです。

「とよたMケアの会」でも対象者様と即興で音楽を作ったり、伴奏したりすることがありまし、グループ音楽体験の実施や楽器指導、音楽と運動の指導も行います。

介護予防・認知症予防には知識をもった音楽療法士が必要なのです。

音楽療法とアルツハイマー型認知症

音楽療法は様々な学会でも、アルツハイマー型認知症と音楽療法効果を調査する研究を促進しています。

興味深い記述として

音楽療法終了後の評価、および高次大脳機能検査による評価において、様々な大脳機能の効果が認められた。

（出典：アルツハイマー型に認知症の音楽療法）

という点です。

アルツハイマー型認知症の音楽療法効果

• 音楽療法は高齢者のうつ病を軽減します。
• 社会的/感情的な部分をを強化し、暴言や問題行動を減少させる。
• 音楽は、興奮した攻撃的な行動の頻度を減らすのに効果的です
• 認知症の後期段階の対象者は、音楽に反応し、音楽と対話することが出来るようになります。

音楽療法は周りも助けます

音楽療法では対象者さま本人への効果も規定できますが、実はそのご家族や介護者などにも効果があることがわかっています。

• 夫婦または家族として共通の楽しみを共有するフォーラムになる
• 有意義な時間を前向きで創造的な方法で一緒に過ごせる
• 家族全員のリラックス
• 介護者のための休息

まとめ

音楽療法の存在は、高齢化社会に向かっている現在必要不可欠なものになってきます。

それはストレスの蓄積や改善が見込まれなっかった患者様の心のケアにも音楽療法は役に立つからです。

「とよたMケアの会」はそんな音楽の力を使い、そうなる前の介護予防・認知症予防に力を入れています。

楽しく音楽と触れ合うことにより、機能障害を回避し、いつまでも健康で過ごせるようにお手伝いできるよう努めてまいります。

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