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フレイルとは

フレイルとは、もともと「か弱さ」や「こわれやすさ」を意味する言葉です。こわれやすいものは大切に扱う必要があり、通常の対応とは区別しなければなりません。フレイル高齢者とは「こわれやすい高齢者」、すなわち健康寿命*を失いやすい高齢者であり、健康を保つための配慮が今まで以上に必要な人々です。

フレイルの定義については上記のように国立長寿医療センターから出ています。

もっと簡単にいってしまえば「高齢者は、健常な状態から要介護状態」とういう事になります。

フレイルの状態から今後なにもしなければ要介護状態へ・・・努力をすれば現状維持または健康状態への転換が出来ます。

しかし問題があります。

自分がどの状態に属しているのかは中々わからないものです。

自分の身体的・精神心理的・社会的に不健康な状態というのは家族や周りの人がその兆候や状態を察知して予防することが大事になります。

フレイルチェック

項目評価基準
体重減少6か月で、2~3kg以上の体重減少
筋力低下 握力男性<26kg、女性<18kg
疲労感(ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがする、など
歩行速度通常歩行速度<1.0m/秒
身体活動(1)軽い運動・体操をしていますか?
(2)定期的な運動・スポーツをしていますか?
上記の2つのいずれも「していない」と回答

上記に全く該当しない場合は健康、1~2項目が該当すればプレフレイル、3項目以上該当すればフレイルとなります。

まずはチェックしてみて下さいね!!

また、2006年から近い将来、フレイルとなる高齢者を早期に発見して支援を行う介護支援事業の生活機能評価でフレイルの身体的、精神的、社会的側面を含む項目をチェックできる下記のような基本チェックリストが使用されています。

 

No質問事項回答:何れかに〇をお付けください
1バスや電車で1人で外出していますか0.はい1.いいえ
2日用品の買い物をしていますか0.はい1.いいえ
3預貯金の出し入れをしていますか0.はい1.いいえ
4友人の家を訪ねていますか0.はい1.いいえ
5家族や友人の相談にのっていますか0.はい1.いいえ
6階段を手すりや壁をつたわらずに昇っていますか0.はい1.いいえ
7椅子に座った状態から何もつかまらずに立ち上がってますか0.はい1.いいえ
815分間位続けて歩いていますか0.はい1.いいえ
9この1年間に転んだことがありますか1.はい0.いいえ
10転倒に対する不安は大きいですか1.はい0.いいえ
116ヶ月間で2~3kg以上の体重減少はありましたか1.はい0.いいえ
12身長(cm)・体重(kg)・(BMI=)(注)
13半年前に比べて堅いものが食べにくくなりましたか1.はい0.いいえ
14お茶や汁物等でむせることがありますか1.はい0.いいえ
15口の渇きが気になりますか1.はい0.いいえ
16週に1回以上は外出していますか0.はい1.いいえ
17昨年と比べて外出の回数が減っていますか1.はい0.いいえ
18周りの人から「いつも同じ事を聞く」などの物忘れがあると言われますか1.はい0.いいえ
19自分で電話番号を調べて、電話をかけることをしていますか0.はい1.いいえ
20今日が何月何日かわからない時がありますか1.はい0.いいえ
21(ここ2週間)毎日の生活に充実感がない1.はい0.いいえ
22(ここ2週間)これまで楽しんでやれていたことが楽しめなくなった1.はい0.いいえ
23(ここ2週間)以前は楽にできていたことが今ではおっくうに感じられる1.はい0.いいえ
24(ここ2週間)自分が役に立つ人間だと思えない1.はい0.いいえ
25(ここ2週間)わけもなく疲れたような感じがする1.はい0.いいえ

(注)BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)が18.5未満の場合に該当とする

当てはまった回答のうち、1の点数を数え、以下の表と照らし合わせてみましょう。

項番チェックの目的フレイルの可能性がある点数
1~20日常生活全般10点以上
6~10運動器の機能3点以上
11~12栄養状態11が「はい」で、12のBMIが18.5未満の人
13~15口腔機能2点以上
16~17社会的交流16が「いいえ」の人(17も「はい」の人は要注意)
18~20認知機能1点以上
21~25心理(抑うつ)状態2点以上

フレイルの予防

「とよたMケアの会」では「音楽DE介護予防教室」という企画を皆様に提供しております。

目的は生活習慣病の予防をしながら、運動機能・認知機能の低下を防ぎ、社会的に関わりを保ち続けられるプログラムと場所を提供する事です。

運動も中々一人ではできませんし、通い場があれば友達も出来て社会的なかかわりも出来てきます。

音楽を使って楽しく運動したり、歌を歌うことはフレイル予防になります、

また宿題もあり、皆様が日々の運動も楽しくできるように工夫もさせて頂いております。

フレイルを進行させないため「とよたMケアの会」の「音楽DE介護予防教室」を是非ご活用ください。

お問い合わせはこちらから

 

投稿者

fumio_takaseki@j3d.jp

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